クラフトビール初心者にもおすすめ!セゾンビールのおすすめの人気15選!【2025年】

近年、クラフトビールの人気が高まる中、個性豊かな味わいで注目を集めているビアスタイルの一つが「セゾンビール」です。ベルギー発祥の歴史あるビールですが、現在では世界中で多様なセゾンが醸造されており、日本国内でも多くの醸造所が手掛けています。

セゾンビールとは

セゾンビールは、ベルギー南部のワロン地方が発祥とされる歴史あるビアスタイルです。その名前はフランス語で「季節」を意味する「セゾン (Saison)」に由来しています。

もともとは、農閑期にあたる冬から春先にかけて農家で仕込み、夏の農作業をする季節労働者へ振る舞うために貯蔵されていた自家醸造のビールでした。

セゾンは、喉の渇きを癒すための「ファームハウスエール(農家のビール)」として、生活に深く根差した存在でした。

セゾンビールの選び方:3つのポイント

多様な味わいが楽しめるセゾンビールの中から、自分好みの一本を見つけるために、以下の3つのポイントに注目してみましょう。

1. 味わいの特徴(酵母・ホップ・副原料)で選ぶ

セゾンビールの味わいは、主に「セゾン酵母」「ホップ」「副原料」の3つの要素によって大きく変わります。

セゾン酵母ホップや副原料の使用を控えめにして、フルーティーさやスパイシーさをシンプルに楽しみます。
ホップドライホッピングによって華やかなホップアロマを強調しております。
ホップの苦味と柑橘系の香りのバランスを楽しみたい方は、ホップの使用量や製法をみることがおすすめです。
副原料穀物の種類や副原料の自由度が高く、米麹を使用して和の風味を加えたもの、柚子や山椒などの日本の副原料を加えたもの、あるいはスパイスを効かせたものなど、醸造所のアイデアが詰まった個性的なセゾンも多く存在します。

2. ボディの軽さで選ぶ

セゾンビールは、発祥のルーツから比較的飲みやすいものが多いですが、アルコール度数やボディの軽さは銘柄によって異なります。

ボディが軽いセゾンは、非常にドライでキレが良く、ゴクゴク飲みたいときに最適です。逆にアルコール度数がやや高め(6%台など)のセゾンは、より複雑な風味や深い味わいが楽しめる傾向にあります。

3. ペアリングや飲むシーンで選ぶ

セゾンビールは、そのドライな飲み口とフルーティーな香りから、幅広い料理と相性が良いオールラウンダーなビールです。

キレの良さと発泡性の高さは、唐揚げやソーセージなどの揚げ物や脂っこい肉料理と合わせると、口の中をリフレッシュしてくれます。また、酵母由来のフルーティーな香りは、サラダやマリネ、チーズといったさっぱりとした前菜にもよく合います。特に、ハーブや柑橘類を使った料理、薫香のある肉料理など、セゾンのスパイシーさやフルーティーさと風味を合わせる「同調」のペアリングを試すのもおすすめです。

セゾンビールおすすめ銘柄15選

ここでは、世界中で愛される伝統的な銘柄から、日本のクラフトブルワリーが手掛ける個性豊かな銘柄まで、おすすめのセゾンビールをご紹介します。

1位 セゾン・デュポン (Saison Dupont)

2位 サンフーヤン (St-Feuillien)

3位 オラホビール ヌーベルセゾン (OH!LA!HO BEER ヌーベルセゾン)

4位 山伏 壱 saison one

5位 六甲ビール

6位 一期一会 (ICHIGO ICHIE)

7位 常陸野ネストビール セゾン ドゥ ジャポン (SAISON DU JAPON)

8位 ヤッホーブルーイング 僕ビール君ビール

9位 志賀高原ビール Miyama Blonde

10位 ファーイースト 東京ホワイト

11位 奈良醸造 Integral

12位 南都酒造所 OKINAWA SANGO BEER SAISON

13位 ベルギービール シリィ セゾン (Silly Saison)

14位 馨和 KAGUA(黄)

15位 セゾン デ ポートル (Saison De Poëte)

結論

元々が農作業中の水分補給目的であったことから、比較的アルコール度数が低く、軽くてさっぱりとした飲みやすいビールが多く、クラフトビール初心者の方や、普段ビールが苦手と感じている方にもおすすめしやすいビアスタイルの一つです。

今回ご紹介したように、セゾンビールにはベルギーの伝統的な銘柄から、日本国内で独自のアレンジを加えた「ジャパニーズセゾン」まで、様々な銘柄が存在します。それぞれの醸造所が手掛ける個性豊かなセゾンを飲み比べて、ご自身の好みの味わいや、お気に入りの料理とのペアリングを見つけてみてください。奥深いセゾンの世界を探索する旅は、きっと新たなビールの楽しみ方へとつながるはずです。