家飲みの楽しみとして、国内ブランドだけでなく海外のビールを選ぶ方が増えています。海外ビールは国産ビールとは異なる個性的な味わいがあり、さまざまな味を求めるビールファンにおすすめです。ラベルデザインにも特別感があり、ギフトとしても人気があります。この記事では、世界各国の多様な味わいが楽しめる海外ビールについてご紹介します。
海外ビールとは
海外ビールとは、文字通り海外のブルワリー（醸造所）で造られ、日本に輸入されるビールのことです。世界各国にはその土地ならではの気候や文化、原料、製法に根差した多様なビールが存在し、それぞれが独自の個性を放っています。
たとえば、ドイツのビールは「ビール純粋令」に基づいた伝統的なラガーが多く、ベルギーは修道院で造られるトラピストビールやフルーツビールなど多様なスタイルが発展しています。
アメリカは近年クラフトビールがトレンドの中心となっており、IPAのようなホップを効かせたビールが人気を集めています。これらの海外ビールを飲むことで、自宅にいながらにして世界旅行気分を味わうことができます。
海外ビールの選び方：3つのポイント
海外ビールを選ぶ際には、多様な銘柄の中から自分好みの1本を見つけるために、いくつかのポイントがあります。ここでは、特におすすめの3つのポイントをご紹介します。
国の個性を楽しむ
海外ビール最大の魅力の一つは、国ごとの多様な味わいです。同じ「ビール」でも、ドイツ、ベルギー、アメリカ、アジアなど、それぞれの国で主流のスタイルや用いられる原料、醸造方法が異なります。
例えば、ドイツは麦芽・ホップ・水のみで作られる伝統的なラガーやヴァイツェンが有名です。ベルギーはフルーティーなホワイトエールやアルコール度数の高いストロングエールなど、多様性に富んでいます。アメリカではIPAのようなホップの苦みや香りが強いクラフトビールが人気です。
タイやベトナムなどの東南アジアのビールは、比較的軽やかですっきりとした味わいが特徴とされることが多いです。気になる国のビールから試してみるのも良いでしょう。
ビールのスタイルを知る
海外ビールには、ラガー、エール、スタウト、ヴァイツェンなど、さまざまなスタイルがあります。スタイルを知ることで、おおよその味わいの特徴を掴むことができます。
ラガー
下面発酵で低温でじっくり醸造され、すっきりとした喉越しが特徴で、ビール初心者にもおすすめです。ピルスナーはラガーの一種で、日本で最も馴染みのあるスタイルです。
エール
上面発酵で比較的高温で醸造され、フルーティーな香りやコク深い味わいが特徴です。ペールエールやIPAはエールの一種で、ホップの風味や苦みが際立ちます。
スタウト
焙煎した大麦を使用し、濃厚なコクと苦みが特徴の黒ビールです。
ヴァイツェン
小麦麦芽を主原料とするビールで、フルーティーでまろやかな口当たりが特徴です。
味の特徴で選ぶ
各ビールの詳細な味の特徴や、どんな料理と相性が良いか（ペアリング）も選ぶ際の重要な手がかりとなります。
フルーティーな香りが好きなら
ヒューガルデンホワイト や コナビール ビックウェーブ、デュベル、ヒューガルデンロゼ など。
濃厚なコクや苦みを求めるなら
ギネス やライオンスタウト、ケストリッツァー シュヴァルツビア など。
すっきりとした飲みやすさを重視するなら
バドワイザー や チャーンビール、台湾ビール など。
海外ビールおすすめ20選
ここからは、前述の選び方のポイントを踏まえ、多様な海外ビールの中から特におすすめの20銘柄を厳選してご紹介します。
1位 コロナ エキストラ (Corona Extra)
2位 ヒューガルデンホワイト (Hoegaarden White)
3位 バドワイザー (Budweiser)
4位 ギネス ドラフトギネス (Guinness Draught)
5位 デュベル (Duvel)
6位 ケストリッツァー シュヴァルツビア (Kostritzer Schwarzbier)
7位 INEDIT (イネディット)
8位 シメイ (CHIMAY)
9位 レーベンブロイ (Lowenbrau )
10位 チャーンビール クラシック (Chang Beer Classic)
11位 コナビール ビックウェーブ (Kona Big Wave)
12位 台湾ビール 金牌台湾プレミアムビール (Taiwan Beer Gold Medal)
13位 ライオンスタウト (Lion Stout)
14位 ブルックリンラガー (Brooklyn Lager)
15位 333 (バーバーバー)
16位 ヒューガルデンロゼ (Hoegaarden Rosée)
17位 ハイネケン (Heineken)
18位 ラーデベルガー ピルスナー (Radeberger Pilsner)
19位 サンミゲル (San Miguel)
20位 タイガービール (Tiger Beer)
結論
海外ビールは、その生産国やスタイル、原料によって驚くほど多様な味わいを持っています。すっきりとした軽い飲み口のものから、ホップの効いた個性的な苦みや香りを持つもの、濃厚で甘みや苦みが複雑に絡み合う黒ビール、さらにはフルーツを使ったものまで、そのバリエーションは豊かです。
今回ご紹介した銘柄は、海外ビールのほんの一部ですが、それぞれがその国の文化やブルワリーのこだわりを映し出しています。ぜひこの記事を参考に、様々な海外ビールを試して、お気に入りの一本や新しい発見を見つけてみてください。多様な味わいを楽しむことはもちろん、異国の雰囲気に浸る時間もまた海外ビールの醍醐味と言えるでしょう。
