ビールと聞いて多くの人が思い浮かべる、透き通った黄金色のビール。あの最も馴染み深いビアスタイルこそが「ピルスナー」です。世界中で愛飲されているピルスナーは、その爽快な飲み心地と多様な味わいが魅力です。
この記事では、ピルスナービールがどのようなビールなのか、どのように選べば良いのか、そしておすすめの銘柄をご紹介します。
ピルスナービールとは
ピルスナービールは、1842年にチェコ共和国のプルゼニ(ピルゼン)地方で誕生したビールスタイルです。現在では、下面発酵酵母を低温で発酵させる「下面発酵」という醸造法が用いられており、これは「ラガービール」の一種に分類されます。
ピルスナービールは、透き通った淡い黄金色の美しい外観と、きめ細かくクリーミーな泡立ちも特徴です。グラスに注ぐとほのかなホップ香や華やかな香りが漂い、飲み口はキレがよく爽快な喉越しを楽しめます。ホップ特有の爽やかな苦味や、麦芽(モルト)由来の芳醇な味わいも魅力です。
ピルスナービールの選び方:3つのポイント
数多くのピルスナービールの中から自分好みの一本を見つけるために、以下の3つのポイントに注目してみましょう。
1. スタイル(ジャーマン or ボヘミアン)で選ぶ
ピルスナービールには、主に「ジャーマンスタイル」と「ボヘミアンピルスナー」の2種類があります。
日本の大手メーカーの多くが採用しているジャーマンスタイルは、スッキリとしたキレの良い味わいが特徴です。一方、ピルスナーの原型であるボヘミアンピルスナーは、モルトの風味やホップの香りがより豊かで、コク深い味わいが楽しめます。
どちらのスタイルが好きかによって、選ぶ銘柄を絞ることができます。
2. 銘柄や生産地で選ぶ
ピルスナービールは世界中で製造されており、大手メーカーから個性豊かなクラフトビール(地ビール)まで、多種多様な銘柄が存在します。
大手メーカーの製品は、安定した品質とバランスの取れた王道の味わいが特徴です。一方、日本の各地や海外のクラフトビールは、特定のホップを強調したり、独自の製法を取り入れたりと、その醸造所ならではの個性的な味わいが魅力です。
様々な銘柄を飲み比べて、お気に入りの一本を見つけるのも楽しみ方の一つです。
3. 好みの味わいや合わせる料理で選ぶ
ピルスナービールと一言で言っても、銘柄によって苦味の強さ、キレの良さ、モルトのコク、香りの特徴は異なります。
キリッとした強い苦味を求めるならホップを多く使ったタイプ、モルトの甘みや芳醇な風味を楽しみたいなら麦芽の特徴が際立つタイプ、フルーティで爽やかな香りが良いなら特定のホップを使用したタイプなど、好みの味わいを基準に選べます。
また、ピルスナーは食事との相性が非常に良いビールです。唐揚げなどの揚げ物や焼き鳥といった肉料理、あるいは魚料理など、合わせたい料理によって最適なピルスナーを選ぶのもおすすめです。
ピルスナービールおすすめ銘柄20選
おすすめのピルスナービールを18商品をご紹介します。
1位 ピルスナーウルケル
2位 ヴァルシュタイナー
3位 ケーニッヒ
4位 イェヴァー
5位 ブドバー
6位 サッポロ エーデルピルス
7位 ハーヴェスト・ムーン
8位 ラーデベルガー
9位 ウォルターズ
10位 ハイネケン
11位 富士桜高原麦酒 ピルス
12位 ハートランドビール
13位 ベアレン クラシック
14位 鎌倉ビール 鎌倉武士の褒美
15位 箕面ビール
16位 エチゴビール
17位 モレッティ
18位 アルハンブラ レセルバ1925
19位 小樽ビール ピルスナー
結論
今回ご紹介したように、様々なピルスナーが存在します。
ぜひ本記事を参考に、ジャーマンスタイルやボヘミアンといったスタイル、国内外の多様な銘柄に注目し、ご自身の好みの味わいや、お気に入りの料理とのペアリングを見つけてみてください。奥深いピルスナーの世界を探索する旅は、きっと新たなビールの楽しみ方へとつながるはずです。


