「チョコレートビール」と聞いて、どんな味を想像しますか?
「甘ったるいお菓子のようなお酒?」と思う方も多いかもしれませんが、実はその正体は、麦芽の香ばしさを極限まで引き出した、奥深い香りの「大人の黒ビール」です。
バレンタインシーズンのギフトとしてはもちろん、自分への特別なご褒美としても注目を集めているのが「チョコレートビール」です。
今回は、その製法や味わいの違いなど、選び方のポイントをご紹介します。
チョコレートビールとは
チョコレートビールとは、チョコレートを思わせる香りと、心地よいほろ苦さが特徴のビールの総称です。
主に「スタウト」や「ポーター」といった黒ビールのスタイルをベースに造られています。
チョコレートビールの本場は、ベルギーなど伝統的なビール文化を持つ欧州であり、最大の特徴は、多くの銘柄において「お菓子のチョコレート」をそのまま入れているわけではないという点です。
では、なぜチョコの香りがするのかと言うと、その秘密は製法にあり、大きく分けて2通りの造り方があります。
麦芽(モルト)の焙煎で風味を出す製法
チョコ原料を使わず、原料の麦芽を高温で焙煎することでチョコの風味を引き出す最もポピュラーな手法です。
通常のビールでは約85度で焙煎する麦芽を、約160度の高温で焦げる寸前までローストした「チョコレート麦芽」を使用します。
これにより、カカオのような香ばしさとビターチョコのようなほろ苦さが生まれます。
カカオなどの副原料を使用する製法
ビールの醸造過程で、実際のカカオパウダーやカカオニブ、ココアなどを加える手法です。
本物のカカオ由来の風味を直に楽しめるのが特徴で、より高級感のある複雑な香りを感じることができます。
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チョコレートビールの選び方:3つのポイント
種類豊富なチョコレートビールの中から、自分にぴったりの一本を選ぶためのチェックポイントを3つに絞って解説します。
「甘さ」の度合いと製法で選ぶ
まずは、自分が「ビター派」か「スイート派」かを確認しましょう。
ビター派は麦芽の焙煎のみで仕上げたタイプがおすすめです。
甘みがなく、高カカオチョコやエスプレッソのようなドライな重厚感を堪能できます。
スイート派は乳糖(ラクトース)を加えてまろやかさを出した「ミルクスタウト」やホワイトチョコを使用した銘柄を選ぶのがおすすめです。
ビールの苦みが少なく、スイーツ感覚で楽しめます。
フレーバー(副原料)の有無で選ぶ
近年は、ベースのビールにフルーツやスパイスを加えた個性豊かな銘柄が人気です。
ラズベリーやオレンジなどがよく使われており、ほど良い酸味があるので、食事中も飲みやすいものとなります。またバニラやストロベリー、バナナなど、香りのあるフレーバーも増えており、さまざな組み合わせを見て、楽しむこともできます。
ビアスタイルと「飲むシーン」で選ぶ
アルコール度数や口当たりに注目すると、より楽しさが広がります。
アルコール度数8〜11%程度のチョコレートビールは、少しワインにも似ており、温度変化によって口当たりも変わってきます。
5%前後のものになっていくと、喉越しも良く食事と合わせやすいのが魅力になります。
チョコレートビールのおすすめランキングTOP10
チョコレートビールの商品数は数が多く、選ぶのに悩んでしまします。
その中で、一度は飲んでいただきたい10銘柄を紹介します。
1位 インペリアルチョコレートスタウト
2位 ベアレン チョコレートスタウト
3位 インペリアルチョコレートスタウト
4位 ラズベリーチョコレートスタウト
5位 スイートバニラスタウト
6位 チョコレート独歩
7位 ビアショコラ
8位 カルデラ トーステッドココナッツ・チョコレートポーター
9位 KONISHI ショコラプレミアム
10位 白い恋人 ホワイトチョコレートビール
結論
チョコレートビールは、単なる「変わり種ビール」ではなく、甘いものが苦手な方でも楽しめるドライな一杯から、デザートのような華やかな一杯まで、その懐の深さこそが最大の魅力です。
チョコレートビールの香りをより楽しむなら、冷やしすぎは禁物です。少しぬるめの温度(8℃〜13℃)から飲み始めることで、カカオの芳醇な香りを感じることができます。
またぜひ「本物のチョコレート」と一緒に味わって、チョコレートの世界を楽しんでみてください。
大切な人への贈り物に、あるいは今夜の自分へのご褒美に。特別な一杯を探しに出かけてみませんか?