毎日の晩酌や休日の楽しみに欠かせない「ビール」。近年は大手メーカーの定番銘柄に加え、クラフトビールや海外ビールなど、さまざまな種類の缶ビールが手軽に楽しめるようになりました。この記事では、そんな缶ビールについて、その定義から選び方、そして複数の調査に基づくおすすめ人気銘柄までを詳しくご紹介します。
- 1 ① 缶ビールとは
- 2 ② 缶ビールの選び方:3つのポイント
- 3 ③ 缶ビールおすすめ人気銘柄20選
- 3.1 1. サントリーホールディングス|ザ・プレミアム・モルツ ジャパニーズエール(香るエール)
- 3.2 2. AB InBev|バドワイザー
- 3.3 3. アサヒビール|スーパードライ(生ジョッキ缶)
- 3.4 4. アサヒビール|ヒューガルデン ホワイト
- 3.5 5. 麒麟麦酒|晴れ風
- 3.6 6. アサヒビール|アサヒスーパードライ
- 3.7 7. サッポロビール|サッポロ生ビール黒ラベル
- 3.8 8. サッポロビール|ヱビスビール
- 3.9 9. 麒麟麦酒|一番搾り 生ビール
- 3.10 10. サントリーホールディングス|サントリー生ビール
- 3.11 11. ヤッホーブルーイング|よなよなエール
- 3.12 12. サッポロビール|サッポロクラシック
- 3.13 13. アサヒビール|アサヒ生ビール(マルエフ)
- 3.14 14. オリオンビール|オリオン ザ・ドラフト
- 3.15 15. 麒麟麦酒|キリンラガービール
- 3.16 16. サントリーホールディングス|ザ・プレミアム・モルツ
- 3.17 17. サッポロビール|ヱビス プレミアムエール
- 3.18 18. サントリーホールディングス|パーフェクトサントリービール
- 3.19 19. 麒麟麦酒|淡麗グリーンラベル
- 3.20 20. サントリーホールディングス|金麦
- 4 ④ 結論
① 缶ビールとは
缶ビールとは、文字通り缶に詰められたビールのことです。どこでも楽しめる手軽さと持ち運びやすさが大きな魅力です。自宅での家飲みはもちろん、バーベキューなどのアウトドアシーンでも気軽に楽しめます。
一般的にビールは、麦芽・水から麦汁を作り、ホップで香りや苦味をつけ、酵母で発酵させて作られます。発酵方法によって主にラガーとエールの2種類に分けられ、味わいが異なります。
日本で一般的に飲まれているビールのほとんどは、10℃以下の低温で発酵・醸造される下面発酵のラガーで、ゴクゴク飲めるスッキリとした味わいが特徴です。一方、ラガーより高い温度で発酵・醸造される上面発酵のエールは、華やかな香りや味わいの幅広さが魅力です。
缶ビールのパッケージには「生ビール」と表示されているものと、「ビール 熱処理」と表示されているものがあります。「生ビール(ドラフトビール)」は、酵母が生きている状態で熱処理が施されていないビールのことを指し、ビール本来の新鮮さや豊かな味わいが楽しめます。一方、熱処理ビールは酵母を除去するためにろ過されています。
また、缶ビールには、日本の酒税法に基づき麦芽比率や原料の種類が異なる「発泡酒」や「第三のビール(新ジャンル)」も数多く存在します。国内の酒税法では、麦芽の使用比率が50%以上のものがビールに分類されます(例外あり)。麦芽比率が50%未満のものが発泡酒で、麦芽を使わずに別の発酵原料を用いたものが第三のビールです。
これらの発泡酒や第三のビールは、麦芽特有のコクやホップの苦味がビールに比べて薄い傾向があり、スッキリとした味わいのものが多いです。ビールに比べて麦芽比率が低い、あるいは麦芽を使わないことで酒税が低くなり、販売価格も安くなるのが特徴です。ただし、この区分は日本特有のものであり、諸外国とは大きく異なります。
なお、2026年10月1日にはビール・発泡酒・第三のビールの税率が一本化される予定です。発泡酒に大麦由来のスピリッツなどを加えた「第四のビール」と呼ばれるものもありますが、現在は「新ジャンル」としてまとめられていることが多いです。
缶ビールはグラスに注ぐことを前提としているため、炭酸が強い傾向がありますが、「スーパードライ 生ジョッキ缶」のように、缶の内側の構造によって開けた瞬間に泡立ち、適度に炭酸が抜けるように工夫された商品もあります。
② 缶ビールの選び方:3つのポイント
数ある缶ビールの中から自分にぴったりの一本を見つけるために、チェックしたい3つのポイントがあります。
1. 飲むシーンに合わせて、サイズを変えてみよう
最も一般的な缶ビールのサイズは350mlですが、135ml、250ml、500mlなど 다양한サイズが販売されています。少しだけ飲みたい気分のときや、アルコールを控えたいときには小さいサイズの缶が便利です。一方、しっかり飲みたいときや複数人で楽しむときには、500ml缶やケース買いが適しています。飲む量やシーンに合わせてサイズを選ぶことで、より無駄なくビールを楽しめます。
2. 賢い買い方で、コスパよく楽しむ
缶ビールをコスパよく楽しむためには、賢い買い方も重要です。ケース買いは1本あたりの価格が抑えられることが多く、定期購入サービスを利用すれば買い忘れを防ぎつつお得に購入できる場合もあります。
ただし、ケース買いには保管スペースが必要となる点に注意し、直射日光や高温多湿を避けて保管し、賞味期限内に飲み切ることが大切です。また、酒税の安い発泡酒や第三のビールを選ぶのも一つの方法です。最近では味も向上しており、ビールと遜色ない銘柄も増えているため、飲むシーンによって使い分けることでトータルの費用を抑えることができます。
3. ブランドに注目して缶ビールを選ぶ
ビールはメーカーやブランドによって味わいの特徴が大きく異なります。自分の好みに合う味わいを見つけるために、代表的なブランドの特徴を知っておきましょう。
- キリンビール:「キリン ラガービール」や「一番搾り」など、ほどよい苦味とコク、飲みごたえのあるラガー系ビールが豊富です。発泡酒の「淡麗グリーンラベル」もビールらしいキレが感じられます。
- アサヒビール:「アサヒスーパードライ」に代表される、キレと爽快感が特徴のビールが多いです。
- サッポロビール:「サッポロ生ビール黒ラベル」のような麦本来の旨みとスッキリした後味のビールや、「ヱビスビール」のようなコクのあるビールも人気です。
- サントリーホールディングス:素材と製法にこだわり、バランスの良い味わいを追求しています。「サントリー生ビール」はなめらかな飲みごたえと爽快な味わいです。華やかな香りのエール「ザ・プレミアム・モルツ ジャパニーズエール 香るエール」も高い評価を得ています。
- その他:クラフトビールや海外ビールなど、大手以外の選択肢も豊富です。クラフトビールは醸造家のこだわりが詰まった個性的な味わいが魅力で、フルーツやスパイスを使った独創的なビールも見られます。海外ビールも以前より手軽に購入できるようになり、選択肢が広がっています。近年は苦味が少なくやや華やかな味わいのビールが市場的に熱い傾向があり、「ジャパニーズエール 香るエール」や「晴れ風」などが人気です。
ビールを選ぶ際には、まず自分の好みに合う味わいを選ぶことが重要です。あまり飲み慣れていない人には、苦味の少ないビールがおすすめです。ランキングで「苦味の強さ」が「弱い」と記載されているものを参考にするとよいでしょう。
③ 缶ビールおすすめ人気銘柄20選
ここでは、複数のソースで人気や評価が高かった缶ビールの中から、特におすすめの銘柄を20種類ご紹介します。マイベストの徹底検証で上位にランクインした銘柄や、ねとらぼリサーチのユーザー投票、Yahoo!ショッピングや価格.comの売れ筋・口コミランキングなどで多く名前が挙がった定番・注目銘柄を中心にピックアップしました。
※以下のリストは、異なる調査の順位を統合したものではなく、人気や特徴に基づいて選出したものです。特定のランキングの順位は【】内に記載しています。
1. サントリーホールディングス|ザ・プレミアム・モルツ ジャパニーズエール(香るエール)
- マイベスト「ビールのおすすめ人気ランキング」で1位タイ
- ビール初心者におすすめで、苦味が少なくフルーティな風味を楽しめる
- キレ派、コク派どちらのモニターからも高評価
- 軽やかな甘味とフルーティな香りが口いっぱいに広がり、さっぱりとしたキレもあり
- スタイルはエール
2. AB InBev|バドワイザー
- マイベスト「ビールのおすすめ人気ランキング」で1位タイ
- 試飲モニター19人中9割が「飲みやすい」と評価
- 苦味がほとんどなく、フルーティな風味
3. アサヒビール|スーパードライ(生ジョッキ缶)
- マイベスト「ビールのおすすめ人気ランキング」で3位
- ジョッキに注いだような泡立ちが特徴
- ライトな味わいで飲みやすく、アウトドアにも最適
4. アサヒビール|ヒューガルデン ホワイト
- マイベスト「ビールのおすすめ人気ランキング」で4位
- 果実のような甘さとフルーティさ
- デザート感覚で楽しめる
5. 麒麟麦酒|晴れ風
- マイベスト・ねとらぼリサーチで5位タイ
- 苦味が少なく、華やかでスッキリした味わい
- コクも感じられ、バランスが良い
6. アサヒビール|アサヒスーパードライ
- ねとらぼ3位、価格.comで1位、マイベストで1位
- 爽快感とキレのある味わい
- 後味スッキリで、軽快に飲める
7. サッポロビール|サッポロ生ビール黒ラベル
- ねとらぼリサーチで1位
- キレ重視の人におすすめ
- フレッシュで爽快、ほのかな甘味も
8. サッポロビール|ヱビスビール
- ねとらぼで4位、価格.comで10位、マイベストで5位
- コクと麦の旨味が強く、香ばしさも感じられる
- 重厚な味わいを楽しみたい人向け
9. 麒麟麦酒|一番搾り 生ビール
- ねとらぼで2位
- フルーティでコクのある爽やかな味わい
- 幅広いシーンで活躍
10. サントリーホールディングス|サントリー生ビール
- Yahoo!1位、マイベストで4位
- コクとうまみが調和した「飲みやすいけどしっかり」なビール
11. ヤッホーブルーイング|よなよなエール
- クラフトビール初心者にもおすすめ
- 柑橘系のホップと上品な甘味のバランスが魅力
12. サッポロビール|サッポロクラシック
- ねとらぼで5位タイ
- 地域限定で希少性があり、苦味のあるホッピーな香り
13. アサヒビール|アサヒ生ビール(マルエフ)
- やや甘めで、なめらかな飲みごたえとホッピーな香り
14. オリオンビール|オリオン ザ・ドラフト
- 苦味がありながらも飲みやすく、キレがある
15. 麒麟麦酒|キリンラガービール
- ラガービールの定番、軽い口当たりとホッピーな香り
16. サントリーホールディングス|ザ・プレミアム・モルツ
- 多重奏で濃密な味わい、絶妙な甘さとコク
17. サッポロビール|ヱビス プレミアムエール
- 通常のヱビスよりも軽く、苦味も少ないため初心者向け
18. サントリーホールディングス|パーフェクトサントリービール
- 糖質ゼロなのに満足感がある
- 開発に5年をかけた注目銘柄
19. 麒麟麦酒|淡麗グリーンラベル
- 発泡酒ながらビールらしいキレが味わえる
20. サントリーホールディングス|金麦
- 新ジャンルながら麦の旨味と軽やかな後味が両立
- 糖質75%オフのバリエーションも人気
④ 結論
缶ビールは、手軽にさまざまな味わいを楽しめる素晴らしい飲み物です。クラフトビールの普及や海外ビールの入手性の向上により、その選択肢はさらに広がっています。
自分にぴったりの缶ビールを見つけるためには、まず自分の好みの味わいを知ることが大切です。ゴクゴク飲めるスッキリとした喉ごしを求めるならラガー、華やかな香りと豊かな味わいを楽しみたいならエール、個性的な風味を求めるならクラフトビールを試してみるのがおすすめです。ビール初心者や苦味が苦手な方は、苦味の少ないフルーティな銘柄から始めてみましょう。
また、飲むシーンに合わせて缶のサイズを選んだり、発泡酒や第三のビールも賢く利用したりすることで、よりコスパよくビールを楽しむことも可能です。
今回ご紹介した銘柄は、様々な調査で人気や評価が高かったものの一部です。ぜひこれらを参考に、気になる缶ビールを手に取ってみてください。様々な種類のビールを飲み比べて、お気に入りの一本を見つける過程もまた、ビールの楽しみ方の一つと言えるでしょう。
購入後は、冷蔵庫でしっかり冷やし、直射日光や高温での保管を避けることで、よりおいしくビールを楽しめます。